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仏事の知識

お墓参りについて

お墓参りは墓前に向かう前にまずお寺の本堂にお参りし、日頃の感謝の祈りをご本尊さまに捧げます。そして、墓地の入口に来たら多くの有縁無縁のお墓に黙祷を捧げ、それから自分の家のお墓にお参りするという心がけが大事です。
持参するものは、手桶、ひしゃく、花、線香、お供物、マッチ、雑巾などです。そして、数珠も忘れずに持って行きます。
お供物は故人の好物などを自由に選べばよく、とくに決まりはありません。
お墓に着いたら全員そろって合掌礼拝してから掃除に移ります。まず、墓の周辺をきれいに掃除し、水を打ちます。墓石は水をかけタワシできれいに洗いましょう。そして、花立ての水を取り替え、線香台は雑巾で水気を拭きとっておきます。
掃除が終わったら、花、お供物を供えますが、花は花立てに合わせて茎を短く切り、供物は直接石の上に置かないで、二つ折りにした半紙の上に置きましょう。お供えをしたら、墓石に水をかけ、線香をあげて日頃の感謝の気持ちを込めて合掌礼拝しましょう。また、お経を読まないときは、全員でお念仏だけでも唱えるようにしましょう。
花以外のお供物は、礼拝が終わったらさげて持ち帰ります。または、その場で参列者とともに食するようにします。お供物をそのままにしておくと腐ったり、犬や猫、または鳥などに食べ散らかされて墓所が汚れますので、かならず持ち帰るようにしましょう。

(文章・福西賢兆 上人   
岡本圭示 上人 )

ご法事のお話し

「今年は、おじいちゃんの七回忌だね。お寺に行ってご法事をお勤めしよう。」 みなさん、ご家庭でこんな会話をされたことがあるでしょう。 私たちは、亡くなった方(故人)の年忌(年回)の追善供養をすることを「法事」と呼んでいます。 一口に法事といっても年忌(年回)・中陰・命日などに分けられます。

法事の種類

年忌は、故人の年毎に回ってくる命日に勤める法事。一周忌(一年目)、三回忌(二年目)、七回忌(六年目)、以下十三・十七・二十三・二十七・三十三・三十七・四十三・四十七となり、さらに、五十・百と続きます(地方によって異なります)。中陰の法事は、亡くなって七月七日(なのかなのか)四十九日までお勤めする法要。命日の法事は、故人の死亡日にその日(特に亡くなった月日そのものを祥月命日という)に勤める法要です。

法事の意義

いずれも私たちが、念仏を称え阿弥陀様に供養しお坊さんに布施をするという善根を積み、その善根を故人の仏果増進(極楽で修行が進むこと)に向ける(追善回向)仏事のことです。けれども、法事の持つ意味はこれだけではありません。念仏を称える中で、日々仕事・家事・雑事と追い回される自分を見つめ直し、さまざまなご縁で生かされていることを再認識し、感謝する。そして、これからの自己の日々の精進を誓うという大切な区切りの仏事です。また、どうしても疎遠になりがちな親戚・知人が、故人のご縁で集まり、近況を伝え故人を偲び、さらには若い世代に家族・親族の縁を肌で感じてもらうことも法事の意義ではないでしょうか。

法事のお勤めの仕事

さて、法事のお勤めの仕方を述べましょう。一般的には、菩提寺のご住職に念仏読経(法要)を勤めてもらい塔婆を建て墓参する。さらには、ご住職よりの法話を聴く。参列者で故人を偲びお斉(おとき・会食)を共にする。以上を行うことです。具体的にお勤めするには、

日時・場所を決め、一ヶ月前にはお寺に連絡します。その時、「誰の何回忌」を忘れずに伝えましょう。法要の場所は出来るだけ菩提寺の本堂が良いでしょう。お斉の場所も決めます。特にお斉をお寺で行うときは、料理屋さんで食事をするのとは違います。すべてが、故人へのご供養と心得て配膳・後かたづけまで自分たちでするくらいの心掛けが必要です。そして、参列者への案内をします。

遅くとも一週間前には、法要の参列者の人数・お塔婆を建てる本数と名前(紙に書いてふりがなを付ける)をお寺に申し込みます。

当日、施主は法要開始三十分前にはお寺に到着し、ご住職に挨拶しお布施・お塔婆料などをお渡しします。そして、お墓の掃除をしましょう。法要開始時間まで控室にて参列のお客様をお待ちします。

お供えする、お供物とお花を用意します。また、お数珠・お袈裟をお持ちの方は、必ず持参します。

本堂に案内され、法要が始まりましたら、読経が出来る方は、ご住職と共に称え、お念仏は、参列者全員で称えましょう。

法要が済んだら、お墓参りをし、最後に再びご住職にご挨拶をして帰ります。

法事は阿弥陀様の前で襟を正して心静かに、自分を見つめ、縁があった故人と触れ合うの貴重なひとときです。決して懇親や宴会のためでなく、心からお勤めするとのけじめを明確にしていただきたいと希望します。

(文章・清水信純 上人)
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